在宅透析のご案内
在宅透析とは自宅に透析するのに必要な機械を設置し自分自身で透析療法(透析機械の立ち上げから後片付け、穿刺など)を行う方法です。
利点は大きく2つあります。
1つ目は自分の生活スタイルに合わせて治療を行えることです。
2つ目は、十分な透析(生命予後が良いとされる頻回透析または長時間透析)を行えるため、飲水・食事制限がほぼなく、また透析患者さんに多く見られる合併症のリスクが減るということです。
当院での在宅透析の導入基準
- 本人の強い希望がある
- 教育訓練の内容を習得する能力がある
- 安定した維持透析が実施されている
- 在宅透析を行う上で支障となるような合併症がない
- 年齢は16〜60歳程度が望ましい
- 社会復帰の意思がある
- 家庭内に透析する部屋や材料保管場所が確保できる
在宅透析の特徴
- 自分の時間が増え、生活スタイルが変わる。
- 時間を自由に使えるため、社会復帰率が高くなる。
- 透析不足による合併症、内服薬が減る。
- 食事・飲水制限がほとんどなくなる。
- 通院のための時間が大幅に減る。
- 感染のリスクが減る。
- 災害時に自宅と施設の両方で透析場所の確保ができる。
- 自分の体調や都合に合わせて頻回または長時間透析ができる。